リコネクトの活動

居場所支援事業では、家庭や学校以外に安心して過ごせる「第三の居場所」を地域に提供します。学習支援や食事提供、体験活動を通じて、こどもたちの自立や社会性を育みます。また、困難を抱えるこどもには家庭訪問などの個別支援も実施。学校や福祉機関と連携し、包括的なサポート体制を構築しています。こどもの声を大切にし、一人ひとりに寄り添った支援を行うことで、誰もが安心して育つことができる地域社会の実現を目指します。

安心して過ごせる居場所

こどもが心身ともに安心して過ごせる「第三の居場所」を地域に提供します。家庭や学校以外の安心できる空間で、自分らしくいられることを大切にしています。

学習支援・生活支援

宿題や勉強をサポートする学習支援に加え、日常生活の悩みや困りごとを話せる相談の場も提供します。食事の提供を行うケースもあります（こども食堂の併設など）。

多世代交流や体験活動

地域の大人との交流、季節行事、体験学習（調理、農業体験、遠足など）を通じて、社会性・自立心を育みます。

学習・生活支援事業では、経済的困難や家庭環境により学びや生活に課題を抱えるこどもたちに対して、無料の学習支援や生活習慣のサポートを行っています。学校の宿題や基礎学力の定着だけでなく、こども一人ひとりのペースや特性に合わせた個別対応を重視。安心できる環境の中で、自己肯定感や意欲を育みます。さらに、保護者との連携や関係機関との協力を通じて、こどもが継続的に学び、健やかに育つ土台づくりを支援しています。

学習支援

学習の遅れや苦手を抱えるこどもに対し、個別対応で基礎学力の定着や学習習慣の構築を支援します。宿題サポートや復習中心の学習を通じて、「わかる・できる」喜びを育てます。

生活支援

生活リズムの改善や食事・身だしなみなどの基本的な生活習慣の定着をサポート。こども自身が安心して日常を送れるよう、家庭や学校と連携して寄り添います。

社会性の育成

他者との関わり方やコミュニケーション能力を育む活動を通じて、自信と自立心を高めます。安心できる環境の中で、こどもたちが自己表現や協力を学ぶ機会を大切にしています。

相談支援事業では、こどもと保護者の両方に寄り添いながら、安心して話せる相談機会を提供し、家庭全体を支える支援を行っています。こどもの抱える悩みや困難、保護者の不安や養育上の課題を丁寧に聞き取り、必要に応じて関係機関との連携も行いながら、継続的なサポートを実施。単発的な対応ではなく、信頼関係を築きながら、生活の安定や子育ての継続を支えます。

個別相談の実施

こどもや保護者の不安・悩みに寄り添い、安心して話せる場を提供。必要に応じて継続的なフォローを行います。

家庭訪問による支援

支援が必要な家庭にはアウトリーチ（家庭訪問）を行い、関係性を構築しながら生活状況を把握し、適切な支援へとつなげます。

関係機関との連携支援

福祉・医療・教育などの関係機関と連携し、家庭ごとの課題に応じたサポート体制を構築。多職種協働で包括的な支援を行います。

家庭訪問支援事業では、支援が必要であっても自ら声をあげることが難しい家庭に対し、スタッフが直接訪問を行い、支援を届けます。不登校やひきこもりなど、社会との接点が希薄になっているこどもたちにもアプローチし、信頼関係を築きながら、必要な学習支援や生活支援、相談支援を継続的に実施します。訪問により家庭の実情を把握し、個々の状況に合わせた柔軟な支援が可能です。地域の関係機関とも連携し、包括的なサポート体制を整えています。

こどもへの直接支援

不登校やひきこもり状態のこどもに対し、スタッフが家庭に訪問し、学習支援や対話を通じて関係性を築き、社会とのつながりを回復するきっかけを提供します。

保護者への相談支援

子育てや家庭内の困難を抱える保護者に寄り添い、課題の整理や解決のサポート、必要に応じて外部機関との連携を行います。

継続的な見守りと連携

一度きりの訪問ではなく、継続的に関わりながら家庭の変化を見守ります。学校や福祉機関など関係機関との連携も図り、包括的な支援体制を構築します。

ノウハウの作成と普及では、これまでの現場経験に基づき、こどもや家庭への具体的な支援技法を整理・体系化し、マニュアルとして作成しています。さらに、実践的な内容を取り入れた研修プログラムを企画・実施し、スタッフや関係機関のスキル向上を図ります。これにより、支援の質を高めるとともに、地域や全国の支援現場へノウハウを広く普及し、持続可能で効果的な支援体制の構築を目指しています。

支援マニュアルの作成

これまでの実践を基に、訪問支援や相談支援などの支援技法を体系化し、実務に役立つマニュアルを作成しています。

研修プログラムの実施

支援スタッフや地域関係者を対象に、事例に即した実践的な研修を実施し、現場力の底上げを図っています。

知見の共有と発信

支援現場で得た知見や成果を報告書やセミナー等を通じて発信し、他地域や団体へのノウハウの普及・展開を進めています。